いつする?いつした?職場への妊娠報告~5回分の経験より~

関係者へ妊娠報告をする時期悩みますよね。

旦那、親、友達、職場、2人目以降の場合は保育園・幼稚園、習い事先…実は関係者って思っているよりも多いなと思います。

職場で妊婦を受け入れる立場になれば早く教えてほしいものですが、妊娠初期は心身共に不安定な時期であり、自分が妊婦になって初めて“なるべく遅く言いたい”気持ちを理解しました。特に2回目以降の妊娠では、私自身悲しい結果に終わる妊娠も経験しているため、家族以外にできるだけ言いたくなかったです。

けれどタイミングを遅くすることで迷惑をかけている場合があることを知りました。あまりに遅い報告は引継ぎ等で周囲に迷惑をかけることになりますが、正直いつ伝えても問題ないと思います。

ただ、“今まで通り仕事がこなせないと思ったタイミング”で報告することがベストだと思います。

自分と赤ちゃんを守るためにも日々の体調変化に合わせて、心身共に負担のない適切なタイミングで周知できるといいですね。

えっちゃんはどんな感じだったのか!?私の経験をまとめました。

本音は…できるだけ遅く言いたかった

できるだけ遅く言いたかった

流産経験があることだけでなく、仕事が好きな私は業務の役割付与や昇格査定にも関わるためできるだけ遅く報告したいと思っていました。

妊娠中は何があるかわからないと思っていたので、悲しい結果になったとしても知られずに普段通りに戻れるようにしたいと思っていました。また、女性のライフイベントは昇格に関りがないという時代にはなりつつありましたが、妊娠中というだけですでに若干の色眼鏡で見られていました。これは妊娠の都度思っていました。

少し戦力が落ちるであろう、終わりが見えているから任せきれないな等。。

だからこそ遅く報告して、仕事もやれるまでやらせてほしいだなんて自分勝手に思っていたものです。だけど1番は早めに伝えたことで「流産したという事実」が社内で知られ渡たり、過ごしにくい時間ができたら辛いというのがありました。

体調変化に耐えられず関係者には早い段階で報告した

関係者には早い段階で報告した

妊娠のたびにつわりの状況は異なりましたが、しんどいにはしんどかったので体調の変化が起きてきそうな段階で直属の上司にのみ報告していました。自分がマネージメントしている場合は、上司だけでなく信頼しているチームメイト1名には伝えておきました。

遅く報告したい思いはあっても、「今まで通りに平然と働くことができないかもしれない。」「遅刻や体調不良で在宅勤務に変えてもらいたいかも。」と思う日が増えました。つまり業務に支障が出そうな予感がしてきた段階で報告を決めてきました。それが毎回耐えるに耐えまくって8週~10週の間です。

どのように伝えたか?

定番ですが、上司の時間をいただき、会社側が知っておきたいポイントとどの部分で配慮してほしいかを遠慮なく伝えました。特に妊婦で産休まで仕事を続けていくためにどうしてもらいたいかを考えました。

▶吐き気が酷く、通勤電車が苦しいため落ち着くまで在宅勤務にしてほしい

▶残業できない日が増えそうなこと

▶健診日が●曜日になるので●曜日に中抜けすることが多くなること等

伝えたこと

・出産予定日と産休予定日

・産休育休取得予定の有無

・現在の状況、困っていること

・同僚へ伝えるタイミングの相談

早めの報告は自分のため…?会社のために?

妊娠中に1番体調や心も不安定なのは妊娠初期のことが多いようにも思います。体調変化の影響で業務に支障が出てきてしまいそうだったため、早めの報告は自分のためでもあり、会社のためでもありました。早めに報告すると配慮していただけること、サポートいただけることも多くあり、出張が免除になった・在宅勤務が増えた等で就労環境を変えることができました。また、体調不良時には助けを求めやすくなりました。

上司以外は安定期以降に報告した

気を遣わせないためにも安定期以降に共有しましたが、長男・次男ともに(部署は各々異なったけど)一緒に業務を行っているコアメンバーには「今後の自分の業務に関わる上に、今まで無理させてしまっていたから、早く言ってほしかった。残りの時間で心構えするのきつい」と言われ、引継ぎ関係で不安になっていたようでした。確かに安定期以降に報告すると残りの業務時間は3~4か月程度のため、業務の内容や状況によっては周囲への引継ぎ負荷があると思います。上司とよく相談して、もう少し配慮する必要があったかもしれないと思いました。

 

妊婦で働き続けるために気をつけたこと3選

気を付けたこと

意識して過ごしたことはいくつかありますが、大切にしたほうがいいと感じたことを3つ選びました。

ワーママになって思うことが、子供の体調不良で自分ではどうにもならない急な予定変更も多く発生します。その際に周囲に助けてもらえるように信頼を得られるよう努めています。ワーママ予定の場合は、この妊娠中も周囲に助けてもらう自分作りとしての練習が始まっていたようにも感じました。

1つ目:報連相の徹底

いつどのタイミングで休みになるかわからなかったため、自分の業務の進捗を理解してもらうためにできるだけ見える化・報告しておくと双方安心するかと思います。これは妊娠していなくても大切なことだなと感じています。間に合わない気がする業務こそ事前に相談して伝えておくようにしました。任された仕事は責任を持って、周囲にお願いすることが出ても最後まで把握するように心がけました。

2つ目:周囲への気配り

無理のない範囲にはなりますが、周囲が困っている場面では積極的にお手伝いの申し出等を行いました。特に産休前に引継ぎが進んでくると手が空くタイミングも出てくるかもしれません。純粋にできることで恩返ししたかったものではありますが、情けは人の為ならずとも考えていました。

3つ目:子供・妊娠の話は自分からしない

自分にとっては嬉しい話ではありますが、様々な環境の人がいる職場中で配慮してもらえている中、自分の話がどのように聞こえ伝わっているのかも分かりません。配慮していただいて申し訳ない気持ちが常にあるため、控え目な気持ちで過ごしていました。

時短勤務で第二子つわり中の同僚が「上の子の保育園のお迎えの後にミスドに昨日帰りに行った。話題の新商品食べたらおいしくて胃の元気出た!」と言っている方がいました。するとある方が「子供がいるといいわね!空いている時間に帰れて食べれるんだもん」と言っているのを聞き、悲しくも受け取り方も環境により多様だと感じました。

妊娠報告を受ける側の気持ちとしては…?

報告を受ける側の気持ちは?

職場で報告を受ける機会は大変多かったため、受け入れる側の気持ちもよく理解していました。仲間の喜びは嬉しい気持ちがありますが、その方の職場での態度等でも受け取る印象は異なりました。誠意があるか、やる気がないか等は結構伝わるものだと実感していました。無理はする必要はありませんが、日ごろから感謝の気持ちを持ち、責任持って取り組むだけで見え方は違うように思います。

仲間の幸せは嬉しいもの

仕事が忙しい中で産休をもらうのは申し訳ない…なんて思うこともあるかもしれませんが、職場の業務調整は会社がすることであって張本人はそこまで気にすることないと思っています。気にしていたら一生結婚も妊娠もできない気がします(笑)周囲も抜ける穴を痛いなと思ってはいても、新しいライフイベントの中で家族が増えることはやっぱりおめでたい、おめでとう!の気持ちが溢れます♡

と、言っても…自分がしんどい気持ちの中にいると素直にお祝いできない気持ちもありました。表面上だけ受け入れてみて…必要以上には触れずに…労わりながらも心の中では無理に受け入れてませんでした。時間が経てば産休に入られて、環境が変わります。落ち着いたころに自分の幸せを見つめていくようにしていました。

仲間の幸せが喜べない?ぜひこちらの記事も参考に▼

2boys-fightingmom.com

正直な気持ち…早めに報告してほしい

ズバリ今後の自分たちの業務状況に影響が出るから早めに知りたい、でした。やっぱり自分のことはかわいいので、脅威となりそうなことがあれば早めに心構えが欲しいのは当然だなと思います。この気持ちを分かってはいても、いざ当事者になれば複雑な気持ちを抱えていましたね。けれど、業務状況の変化って急な退職者や病欠だってあり得ることで妊娠する人だけに関わる話じゃないんですよね。

仕事の進捗が分かるようにしてほしい

いつどうなるのか分からないのに進捗が不明確な仕事を抱えられて、案の定、長期入院になった等の話はよくあるものです。手伝えることもあるかもしれなかったのに抱え込まれて、やっぱり出来ていませんというのは最高に迷惑です。穴の開いた業務の調整は会社の仕事だと思いますが、周囲の人間に振り分けられることがほとんどだと思いますので信頼関係や妊婦に対する印象も悪くなってしまいます。

報告は自分と赤ちゃんを守るためにも適切なタイミングで

報告は自分にとって適切なタイミングで

報告は正直いつでもいいと思います。ただ、“今まで通り仕事がこなせないと思ったタイミング”には報告しておくと、自分と赤ちゃんも安心するのではないでしょうか。仕事が原因でなかったとしても、あの時無理しなければ良かったと後悔する気持ちが出る前に、無理が起きないように早めに用意しておくといいかと思います。

仕事は誰でもできるけど、母体と赤ちゃんの健康を一番守ってあげられる可能性が高いのは自分しかいないので、自分にとって負担のない適切なタイミングで周知できるといいですね。

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